百草園
2008.3.15
多摩丘陵の一角に佇む京王百草園は、松連庵(しょうれんあん)、三檪庵(さんれきあん)をはじめ若山牧水の歌碑、松尾芭蕉句碑などがあり四季の草木に彩られている。2~3月に咲く約800本の梅の古木で、見事な花をさかせる。
江戸時代の享保年間(1716年~)、小田原城主大久保候の室、寿昌院慈岳元長尼が徳川家康の長男・岡崎三郎信康追悼のために松連寺を再建し、その後、時代を経てつくられた庭園が当園。園内の有名な寿昌梅は、寿昌院慈岳元長尼がこの時自ら植樹したと伝えられている。また、2001年10月寿昌梅二世は京王百草園の手で信康の眠る墓地、静岡県天竜市の清龍寺に植樹した。なお、鎌倉時代の歴史書「吾妻鏡」に記されている「慈悲寺」が京王百草園にあったと推測されており、2006年に日野市が「謎の真慈悲寺」調査プロジェクトを立ち上げた。過去の調査では、園内で大量の中世瓦が出土している。
松連庵
今回のスケッチは、3月15日で、梅の花は3、4分散っていたが、土曜日のせいもあって花見客は多かった。
2,3時間のスケッチだが、上着を着ていると暑いくらいの良い天気で、紅白の梅の花が大変きれいだった。
園内図
END